「狂牛病・プリオンタンパク質に関して最初に読むのにお奨め」 おすすめ度:
投稿日:2004-07-18
BSEなどのプリオン病に関して、その歴史から行政の対応まで非常に良く書かれています。プリオンタンパク質の物理化学的・生物物理学的議論を詳しく行っているわけではありませんが、ジャーナリストがちょっと勉強して話題のテーマのものをちょろっと書いたのと異なり、プリオン病の専門家が冷静な議論を行っています。理系の学生さんや、もう少しプリオンタンパク質の遺伝子やタンパク質自身に興味がある方には小野寺 節『脳とプリオン―狂牛病の分子生物学』や立石 潤『プリオンとプリオン病』がお奨めですが、きちっとした議論が多くのバックグラウンドを基にして平易に書かれている本書は最初に読む本としてお奨め出来ます。